義父が教えてくれたこと

うちの義父はたくさんのモノを持っている。



庭付きの「家」も

健康な「体」も

自分をお世話してくれる「妻」も

親身になってくれる「家族」も

日々の暮らしを自分で選択できる「お金」も

毎年お中元や年賀状を贈ってくれる「人」も



みんなが欲しがってるもの全て持っている。





そして「地雷」も沢山持っている。



なぜそんな事で怒るんだろう？

と不思議に感じるくらいに、些細なことで怒りだす。

（認知症になる前から）




たぶん沢山の「不安」を持ってるんだと思う。





「悩み」というよりも

本人でさえ理由がわからない「得体の知れない不安」なのかもしれない…





　　　　　　

ひとの悩みは「お金」か「人間関係」か「健康」のどれかだというけど


その全てが整えば自動的に幸福度が高くなるわけではないんだなぁ。と義父をみて思う。








そんなお義父さんは

身をもって私に教えてくれる。


不安なんてさっさと手放してしまえ と。




でないと、高齢にしてなお持ち続けることになるぞ。と。

年齢を重ねれば自然と消えて無くなるものではないぞ。と。





反面教師ブラボー